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ほんとに、『気分はもう戦争』

神戸で中学校の校門に斬首された10才の男子の頭部が置かれる事件が起きたとき、メディアも一般市民もそれが14才の男子中学生の犯行だとは考えもしなかった。
警察に挑戦状を送りつけた劇場型の、想像を絶するこの猟奇事件の実行者はいったい何ものなのか、日本中が犯人探しに躍起になったけど、結局、誰一人として言い当てる事はできなかった。
何故って、そういう記憶やイメージを誰も持ってなかったから。
14才の中学生の犯行だということが発表された時誰もが信じられなかったし、今だに冤罪説を唱える人達は14才の犯行を信じようとしない。
みんな殆ど想像力なんか使わずに暮らしているんだよね。
あんまり予想外の事ばかり起きるようじゃおちおち生きてゆけないけど、どんな突拍子のない出来事が起きても、やっぱり今日は昨日の延長であってほしいし、明日は今日の延長であってほしいって思ってるんだろうな。根っこのところじゃ。

神戸の事件は1997年、かれこれ7年が経って私たちは、子供達の殺人にすっかり慣れっこになっていた。
     
少年犯罪データベース

11才の女の子がカッターナイフで同級生の首を斬り付けて殺してしまったことも、現場が学校だったことも、ネットでのトラブルが引き金だとか言う事も、あの時ほど信じられないってわけじゃない。

今は、人が殺された、っていうニュースに対してあらゆる情況を想像できる。人間はどんな事だってやっちゃえるってことが、内外から頻繁に入ってくるから。
昨日も酷い事件があったのだから、今日だって明日だって同じような事件は起こり続けるんだろうなって気分。今はそれが日常。
ホントの戦争にだって自衛隊は派遣させられちゃってるしね。
by yyymotot | 2004-06-05 06:57 | Diary
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