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足の裏様

六帖の和室をリフォームすることになった。
ここは、私のプレイルームでpcやら楽器やら本やらで埋め尽くされている。
乾かなかった洗濯ものなどの一時吊るし部屋でもある。
そもそも和室って何も置いてない状態が様になるのであって、ここまでモノで溢れると障子の桟がつくるグリッドさえうっとおしい。畳みの縁さえごちゃごちゃしてみえる。(数年前にカーペットをひいて床を一色にしようとしたが、元来の粗忽者ゆえ、コーヒーやらなにやらこぼした染みやそれと格闘した結果色落ちした箇所があってうっすらまだら状態になっていて今は畳のほうがまだましかと、、。)

で、この六帖をフローリングにしてしまおう、ついでに巨大本棚も作ってしまおう、っていうような計画がもちあがったのだ。
知り合いの業者さんに頼んで手は確保した。さて、では、何を貼るかだ。予算は極力限られている。業者さんのサンプルを見ていたら無垢材なんてトンデモナイ、、、。そこで、ネット販売を検索。、、、あるある、なんと格安で無垢材がなんでも入手可能ではないか。こうなると人間不思議なものでどんどん欲張りになってしまうのよね。ビルマチーク半坪10000円。ま、いいわね、え!なにこれこんな短い木を集めてんの、それじゃあちょっとね〜〜。(あったりまえだよ。どこまで期待する!) wenge、これって結構流行しててるんだよな、ふ〜〜ん、どれどれお値段は?え、見積もりはメールでだって、なんか感じ悪いね、値段出す気ないならネット販売しなくていいじゃん。(感じ悪いって?ネットにつながるまでは平等だけど、やっぱそこには様々な階級差があるんだよ!)
結局、なかなか決められないでいたのでした。そもそも、夫は薄い色の床、私は濃い色指向で、最初っから目指す方向もちがってた。ネット販売を知るまでは価格が最優先基準で、いくつかの木材から互いに譲れない線をはずして残った物にするって言う妥協案になりそうだった。ところが、ネット販売を検索したとたん、その枠が思いきりはずされてしまったというわけ。
たった一冊の何ページかのサンプル帳にあるわずか何種類かの選択肢しかなかったのが、いきなり、その何十倍もの選択肢があることになっちゃった。多様な選択肢があることこそ自由っていうのはその通りだと思うけど、実際、なにがなんだか訳わかんなくなっちゃったのね。自由っていうのは、おっしゃるとおり随分大変な事ですねフロムさん、とか思いながら(嘘、そんなこと思うわけない)、web上のいろんな床材を4時間にわたって見続けていた馬鹿な夫婦って私達です。
で、選択のブレッシャ〜にへなへなになりつつあった私は、木材メーカーの某サイトの床材人気ランキングをぼんやり眺めていた訳です。すると、チークの無塗装っていうのが一位。
ふ〜〜ん、って感じで見てたんだけどね、どちらからともなく、
「これにする?」「これいいかも?」
って、ことになったのでした。

つまりね、2人とも、塗装してある床材から選ぼうとしてたんだけど、いきなり、ぜんぜん別な価値が投入されたの。
「これって、足の裏に相当気持ちよさそでないかい?」

そう、それまでは色とか価格とかで選んでいたけど、足の裏の感覚っていうことが加味されたとたん、バババって再集計してこれはいい!って2人とも思っちゃった。

今まで足の裏をどれだけないがしろにしてきたか、改めて反省するよ。
夫の足の裏も、私の足の裏も、こんなに無塗装を欲していたのか。
いや〜感動的だった。
いつもサイレントで控えめな奴がこんなに決定権を持つとはね。

つーわけで、めでたく私たちは足の裏様のお告げに従ってフローリング材を決定する事ができたのでした。
頭でっかちでなにを基準に選択していいかわからなくなりがちな私達だけど、シンプルに自分の身体からのお告げに耳を傾けるって、結構大事だよな思った今日この頃でした。


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by yyymotot | 2004-06-28 21:54 | Diary

同性結婚はいいこと?わるいこと?

7月1日刊の週刊文春を読んでてびっくりした。
ちょっとした海外トピックを載せるthis weekという一ページの中の下半分のちゃちい記事。

  
 ”ゲイ公認”のブラジルで世界最大のゲイ・パレード開催”

  「わがサンパウロ市は、世界最大のゲイ・パレードを誇りにする。」プラジル・サンパウロ市のマルタ・スプレシー市長が六月十三日「代八回オルグーリョ・ゲイ(ゲイの誇り)」パレードの開催を宣言した。(中略)現実には、ブラジル国会でも、同性結婚の法制化を巡る審議がおこなわれている。そのせいか、このパレードが始まる巣実前から政府は病院や警察、労働、教育などのあらゆる場で、同性愛者への偏見をなくす「ホモフォビア(同性愛差別)のないブラジル」キャンペーンをはじめた。、、、、、(7月1日週刊文春より)


そういえば世界のあちこちで同性婚がみとめられつつある。
バルギーでもノルウェーでもフランスでも、マサチュセッツ州でも完璧に合法だ。サンフランシスコでもニューメキシコでもゲイカップルへの結婚許可証がばんばん出されているようだし。

同性婚・パートナーシップ法☆トピックス

ゲイに対する偏見って日本ではどうなんだろう。ちゃんとした社会に生きてる訳ではないのでよくわからないけど、どうなんだろう?ゲイが原因で仕事を失ったり、陰口を叩かれたり、いきなり叩かれたり、顔をしかめられたりすることなんてあるのか?

ゲイの人達が一番厳しいのは「自分は普通じゃないかも」っていう煩悶の時期なんじゃないだろうか。
その時期をなんとか乗り越えて居直ってれば、(ゲイに限らず)そういう時期を体験したことのある人特有の腰の座った強さが魅力となって自然に人があつまってくる。実際、わたしは、ある時期オカマのマスターを好きになって彼のお店に通いつめた事がある。いまでもあの店の居心地良さは忘れられない。

同性愛に厳しい社会っていうのは、異性愛が「正」で、それ以外を「負」とする倫理観をもつ社会。
人間同士の様々に結ばれるうるだろう「関係性」にプラスとマイナスの価値を持ち込んで、いちいち採点しなくちゃ秩序が保てないっていう社会、厳格なモラルを要求する神様の国々だ。逆にいえば、そういう国の人達は、その神聖に圧倒された、っていうんじゃなくて、共同体の秩序を保つため、あるいは 存続させつづけるために個人的な想いを超えた共同体全体の意思として神の厳格なモラルをあえて選んだ歴史をもつ、、なんていう風にも言えるのかもしれない。
そういえば、政権の団結力や秩序が危うくなるといつも厳しい神の掟を思い出させるような事件が起こる国もある。(ブッシュさん、あんたの所だよ!)

で、同性婚だ。
神様に厳しすぎる倫理を押し付けられるより、頑張って自分たちで秩序を維持する努力をして、個人的な自由度を拡大してきた私達にとって同性婚なんてもはや倫理的にどうってことない。
社会的認知があえて必要なのかという疑問もあるようだけど、フロイトやらラカンやらの声を耳に挟んだ私たちには、普通じゃないということから自我を形成してきた人に取って、普通の扱い、普通の形式がどれほど欲望の対象になるか、その気持ちも想いも簡単に想像が付く。


だからね、私はね、

いいじゃない。同性婚、、、、、。

つうっていう風に、記事が終わると思ってたのよ。
そしたらね、そうじゃなかったの。
びっくりしたよ〜〜。

結びの文章を引用するよ。
いい?
心を引き締めて、びっくりしないでね。
ほんと、引用開始するよ。

「 ”革新的なゲイの理解国”が増えることはいい事なのだろうか。」(週刊文春7/1号)

、、、、、、、、、、、、だってよ!!!!
「革新的」っていう形容の意味は何?
「理解」って何、どんな無理解からの「理解」
いい事なのだろうか?って、聞くなよ!!
え〜〜〜信じられな〜〜〜い。
いい事じゃないと思うなら理由を述べろよ!!

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by yyymotot | 2004-06-24 22:07 | Diary

巨乳化する女の子たち

アメリカの女の子の巨乳化が進んでいるらしい。
ホルモンrBSTを乳牛に与えていて、ホルモン入り牛乳が原因では、、とか言う説が出ているようです。

ホルモンrBSTを牛に投与すると乳量がふえるってんで、牛乳の価格低迷に苦しんでいた酪農家たちが利用しはじめた、、、ってことらしいですが。
カナダやEUではrBSTは禁止されているようです。
日本では、っていうと、やっぱり認可されていません。
でも、乳製品や肉は輸入してますからね〜。
(EUでは輸入禁止です。)

日本でも巨乳化が進んでいるのはそのせいなんでしょうか?

それはそうと、1970年代にもやっぱり同じようなホルモンを巡って騒動があったようです。DESという女性ホルモンが切迫流産を劇的に防ぐ、っていうので濫用されたのですが、その結果、生まれて来た女の子達の多くが、非常に早い時期に膣ガンを患うことがわかったのでした。(男の子達は、精子の数が極端に少なかったそうです。)
今は、このDESは全世界で禁止されています。

おじさんがワクワクする女子の巨乳化ニュースに、こんな悲しいオチが付かないことを願うばかりです。


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by yyymotot | 2004-06-22 09:48 | Diary

変態電話の思い出

無言電話がかかって来たって言う話をしたけど、あれ以来今日で3日め。
朝10時と夕方5時に一度ずつかかってくるようになった。
なんだか日課になったようである。
それぞれ一回だけですぐ切るから問題ないけどね。
ナツカレタのかしら?


まだ私が学生の頃。家にしょっちゅう変態電話がかかってくる時期があった。
母も兄嫁も私も家の女たちは一度ならずその被害にあっていた。
被害っていっても、一人なにやら鼻息あらく興奮している様子を聞かされてしまうってことでたいした事ないんだけど。

で、実はうちにはもう一人女がいた。祖母だ。
彼女だけがまだその変態電話に応答したことがなかった。

ある日、女4人がキッチンでその話をしていると電話が鳴った。
「きっとアレだよ!」なんて大騒ぎ。
祖母がおもむろに受話器を取った。
「もしもし、○○でございます」
どうやらいつもの変態電話だったらしい。
祖母は受話器の口を押さえて、(あれだよ!)と少し嬉しそう。
しばらくにやにやしながら聞いていた祖母がいきなり、
「あ、ソレソレ。ソレソレ。」
なんと、相の手をいれはじめた!
大爆笑。
ハアハア ハアハア言ってるので、
合わせて♪ソレソレと言ってやったら
プツリと切っちゃったんだって。

それ以来変態電話はかかってこなくなった。
変態電話には愛の手を、、、もとい、相の手をだ!
ソレソレ!!

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by yyymotot | 2004-06-18 16:13 | Diary

無言電話のキモチわかりたい?

<ガクガクブルブル第2弾>
今日、渾身のメールを書いていたら、いきなり文字がデリートしはじめた。
なんだ!またもや電気霊か!
メール履歴自体もどんどんデリート。

つながりたい人にはつながらず、どうでも良い回路だけが健調。
ま、いいか。つか、いいわけなくて、困る〜〜。


そういえば、またもや最近とっても怖い事があった。

リンリン。電話が鳴った。
私「はい。」
電「○○○○さんですか?」
私「はい、そうですけど。」
電「読んでもらえましたでしょうか?」
私「え?なんのことですか?」
電「白い封筒がおくられませんでしたか?」
私「白い封筒?なんのことでしょう?」
電「京都から行政書士へのご案内なんですけど。」
私「そうなんですか、そういうの読まないで捨てちゃうし、、、」
電「。。。。。プチ。」

家庭教師案内、とか株取り引きとか、保険会社とか、よくあることなんで気にしてなかったら、なんと、その5分後に無言電話。なんか無気味で留守番モードにしたけど、それでも、10分に一回かかってくる。怖い。
でも、よくあるホラーみたいでつまんなくもある。

よくわかんないけど、私の応対が白い封筒の君を傷つけちゃったのかもね。
つか、なんで、そこまで傷付く?そして応報しようとする?

気持ちわかるって言う人がいたら、せびコメント下さい。
わかりあいたいです。

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by yyymotot | 2004-06-16 00:20 | Diary

家電のキモチ

((ガクガクブルブル、、、、))
こんな事ってあるのでしょうか。
昨日修理してもらった食器洗い機、
また同じ症状で壊れてしまいました。
基盤ごと交換したのに。
同じ症状っていうのは、
洗っている最中にピ〜〜〜って音がして
一つしか選べないはずなのに、、、、
一度に二つのコースが点灯。
「さっと」 と 「念入り」 の両方。

「さっと」洗いながらも「念入り」を心掛けるという矛盾した洗い方を
どうしても、なにがなんでも、基盤取りかえてもやってみたい、、、
どうしてそんな事にいきなり意欲的になってしまったんでしょう。>うちの食器洗い機

今日の結論。

「食器洗い機の考えていることはわからない。」

また明日修理依頼の電話するです。



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by yyymotot | 2004-06-13 23:55 | Diary

いろんなものが壊れたら、、、。

若くてハンサムでチャ〜〜ミングな男の子がここをリンクしてくれた。
有り難うございますだ。
こっちからもえ〜〜い、リンクしちゃうぞ!(エキサイトブログ参照)


ところで、一昨日食器洗い機が壊れたと思ったら、メーラーも壊れた。
メーラーが壊れたところでそれほど脅威はないけど(悲)、
食洗機が壊れたことの精神的ダメージはすごくて、
食事の支度ができなくなるほど、、、(笑)。
で、その日はピザとった。


昨日メーカーに修理をお願いしたら、早速やって来てくれた。
なんと、素早い対応!欧米では考えられない。(って、欧米に住んだ事ないけど。)
この迅速なサポート体勢が戦後の日本企業の発展を支えてきたのだろうとつくづく思った。
えらいぞ、●ショ○ル!
と言う訳で、お昼には食洗機が回復。
あんまり嬉しくて、夜は焼肉屋へ。

メーラーの不調は色々やっているけど、まだだめ。
あしたには、なんとか復旧したいものだ。
復旧すれば、復旧おめでとうパーティはイタリアンで。

つか、結局、ごはん作りたくないだけじゃんって、
もしかしたらばれてる、、、かな、、、よね?


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by yyymotot | 2004-06-12 23:11 | Diary

父の日に1200坪の土地をプレゼント

そろそろ父の日
1200坪の土地をプレゼントして、家を新築してもらおうかな。
予定人口130万人。日本人も3万人ぐらい。

1200坪の土地
ネットで買うと300円割り引きしてくれるってよ。


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by yyymotot | 2004-06-11 02:11 | Diary

「光とともに」そして祈りとともに。

ちょっと前にアスペルガーと診断された子供がいる。一見普通なんで、なかなか理解されないけれど、彼らにとって<普通>の生活をこなしていくのはなんだかお坊さんの修行みたいなもんじゃないかな、と思う事がある。
修行僧はお釈迦様の教えてくれている境地にいたるためにいろんな修行をする。そうすれば、悟りの境地にはいって苦しむ事も哀しむこともなくなる。一方アスペルガーの人たちにとっての憧れの境地は普通の人達のようにふるまうコミュニケーションの秘儀を授かる事だ。
高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解と援助  内山登紀夫




で「光とともに」。
「光とともに」日本テレビ

この番組がある日には必ず母から電話がかかってくる。
彼女なりに色んな事を感じたり考えたりしてしまうらしい。
番組終了後すぐに電話がかかってくる事はないから、多分、一週間あれこれ考えながら放映日になると、
(あ、今日は「光とともに」の日だ。今日もまた、どうか、うまくいきますように、光くんが成長していきますように、そしてうちの娘のところは、、)
なんて流れで受話器に手がのびちゃうのだろうと推察している。
光くんや母親が周囲と巧くいっている状況を孫や娘の状況としてトレースしたがっているのかもしれない。
おばあちゃん役が美しい高橋恵子なこともあって、昔からの美貌自慢の母はすっかり高橋恵子扮するおばあちゃんになったつもりで、自らの理解を進めて行っているのかもしれない。(笑)

今日もまた電話があった。
あれこれしゃべった後で、「毎晩、お祈りしているから。」と一言。
亡くなった父の手術の前その後、兄が受験するとき、会社が巧くいかないとき、孫が大病にかかったとき、そういえば、彼女はいつもひとりで祈っていた。

修行する子供と祈る祖母。
でもって母はといえば、なんだかありがたくてつい泣いてしまった。


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by yyymotot | 2004-06-09 22:16 | Diary

ココロ問題

「社会派くんが行く」で唐沢俊一氏は以下のように書いている。
「社会派くんが行く」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小学校の5、6年と言えば思春期にさしかかり、ココロとカラダの発達がアンバランスになる年頃だ。自我もどんどん発達してきて、世間と自分の間の摩擦がどんどん認識されてくる。これまで自分にとって、ただ愛情を注いでくれる存在だとばかり思っていた親や兄弟や友人たちのウラが見えてくる。そのショックが裏切られ感につながり、周囲に対する破壊衝動や怨念で凝り固まる。どこにでもある話で、珍しくもなんともない。逆に言えば、そういうココロの闇をくぐらないと、人間は大人になれないのだ。子供をまっとうな人間に育てようと思うなら、この時期に徹底して煩悶させるべきなのだ。そして、自分がこんな風にドロドロとしたことを思っているように、他人もまた、ドロドロとした内面を持っていることを教え込まなければならない。・・・・・・・・・・・・・・・(略)それが、最近の11〜12歳は栄養が足りてるおかげで、もう十二分に人を殺傷し得るだけの体格と力を身につけている。おまけに、ネットやテレビなどで情報量だけは以前に数倍したものが頭に詰め込まれている。その結果、自我の確立過程で最もゆがんで突出しやすいプライドだけが肥大するだけ肥大してパンパンに腫れ上がっている。条件は揃った・・・・・・・・・・・・・。






唐沢俊一氏の物言いは過激だけど、子供像は昨日リンクした毎日新聞の専門家たちが紹介しているものとほぼ一致している。
簡単にいえば、この頃の子供は自分と周辺との関係調整が難しくなる時期である、ってことだが、そんな子供達のへの処し方については微妙に違う。
毎日新聞で紹介している専門家の意見は以下の通り。

 ◆東京学芸大助教授(臨床心理士)、大河原美以氏。
 >きれることは、大人へのSOSだと大河原さんは言う。悪いことをしても、子供を救うチャンスだと考えてほしい。
 > しかりつけず、子供の苦しみをじっくり聞いてあげることが大事だ。
 > 自分の感情が育たなければ、他者への「思いやり」も育たない。
 ◆静岡英和学院大教授・佐々木光郎氏
 > 体験を通して情緒を学ぶ機会を奪ったのは大人の責任。『子供に必要な時期』を返してあげなければ」
対して◆唐沢俊一氏は言う。
 > 11歳デコボコなんて時期のガキはいつ火がつくかわからないダイナマイトだと思え。危険物として隔離しろ。
 > あるいは徹底して大人の管理下におけ。でなければ、いっそもう、コドモ扱いはやめて大人の方に入れ込め。
 >・・・・・・自分の言動には責任が必ずついて回ることを教えこめ。



思春期の子供達は<発達途上>であるがゆえの困難さを抱えていて、大人と同じぐらいかあるいはそれ以上、困難な関係性の世界を生きているっていうのは、唐沢発言にみるように、専門家たちだけの認識ではない。過去をふりかえってみれば誰でも見当がつくことだ。

しかし、子供に寄り添い、思春期の混乱という個人的な体験をシェアしてやったり、個人的体験の豊かな集積の場をつくってやれという毎日新聞の記事と唐沢氏の大人としての立ち位置は微妙に異なっている。

唐沢氏は、<ココロの闇>は大人になるための通過儀礼だ、徹底的に煩悶させろ、そして、それは自分だけでの体験でなく、隣にいる友人たちも同じような感覚を抱えていることを教えろ、と言う。この唐沢氏の指摘は、毎日新聞の専門家にはない。

ただでさえ自意識と周囲との調整がとれずに混乱しがちな思春期の子供達の言葉に、すべての大人が細心の注意を払いながら接すべき、っていうのは、私にはなんだか変な気がする。

臨床心理士のお世話になるのは子供だけではない。つまり、児童心理なんていうのも、彼らが身体的精神的にも混乱しやすい状況にあり、大人ほど自分自身や周囲を客観的に考える事ができない発達的状況にあるのでより積極的な支援を与えようとする立場からの様々な分析だったりするわけで、子供達だけしか体験しない心理状態があるっていうわけでもないだろう。
絶望だって不全感だって苛立だって、質的には大人が抱くものとそう変わらないだろう。(大原氏は子供がきれることは大人へのsosだと言うが、きれる大人や虐待する大人や殺人する大人だってなんらかのsosを発しているに違いない。大人の場合、あらゆる行為は自己責任ということになっているので、かれらがきれたり虐待したり犯罪に走ったとしてもそれを「sos」だなんていう言い方はしないだけだ。大人達の精神の可塑性は少年達ほど期待されてもいないらしいし。)

<こころ>の教育っていうのが盛んに言われる時代になって久しいが、<こころ>っていうのは愛とかやさしさとかおもいやりってういような甘い領域の話じゃない。
人間が感じるあらゆる感情、幸福も絶望も有頂天も羨望も嫉妬も孤独も共感も、そういった全ての感情が<こころ>だ。
そして、悲しい事に(?)<こころ>が私たちの気分を変化させ、誤った行動さえもおこさせてしまうことがある、、、そういう事を教えるなら、<こころ>の教育は、子供達にとってとても役に立つものになるかもしれない。また、そのやっかいな<こころ>っていうものに振り回されているは、自分だけじゃなくてだいたいみんなそうなんだってことが実感できたり、コミュニケーションの基本的なスキルが身に付けられるような具体的な方法を考案して、教育の場で展開されていくようになればばさらに良い。

<ココロの闇>世界の言語で<ココロの闇>の話ばっかり、してたんじゃ、ますます、子供達はその闇に引きずり込まれていかないだろうか?
<ココロ>なんてそんなもんだと取りあえず<ココロ>的世界の特徴やら気をつけなければいけないことを極普通の言葉で、しっかり教えてやることが必要なんじゃないか。

「ばかにするんじゃないのココロ」とか、「ゆるせ〜〜んのココロ」なんて言ってたモーレツあ太郎のココロの親分が懐かしいのココロ。


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by yyymotot | 2004-06-09 17:35 | Diary