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『隣人13号』

『隣人13号』
原作/井上三太  監督/井上靖雄 出演/小栗旬 中村獅童 吉村由美

漫画が原作らしいけど、漫画原作が多いですね。
小説/物語の映画化には必ずイメージと違うなんていうことでクレームついてたけど、
漫画の場合はどうなんでしょ?
漫画自体、絵コンテみたいなもんだから原作イメージを損なう事はない?

結局、いじめられていた子供の妄想なのかどうか解らないようなつくりになっているんだけど、
セックスシーンが全くない事を考えれば、結局、こどもの妄想?

赤木夫婦、puffyの由美ちゃんのヤンキーぶりが凄い。
アメリカで子供達のアニメアイドルになってるらしいけどそれはそれ、これはこれ。
つか、ちょっとアメリカpuffyアニメも見たくなりました。

小栗旬くんは、今『花より男子』っていうテレビドラマにでてるけど、なんかそうとういい感じ。

でも一番面白かったのは中村獅童でしょう。
まだ彼が売れてない頃、深夜の訳解んない対談番組に出てて、とてもお行儀いいのにちょっと間が変で、なんか妙なエネルギーをまき散らしてました。なんだ、こいつは?って思った記憶があります。
育ちのせいなんでしょうね。伝統的型を身につけてることからくる自信っていうのは、結構アリなんだとおもいました。

映画としてどうか、っていう話になれば、普通点。

私は映画には甘甘なのに、なぜ結構面白かったにも関わらず普通点なのだろうか、と、今、考え中です。
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by yyymotot | 2005-12-05 23:18 | Movie

『モンスター』

いまさらだけど、「モンスター」。
出演シャーリーズ・セロン、クリスティーナ・リッチ。
監督パティ・ジェンキンズ
つか、S・セロンってラックスのコマーシャルに出てるあのモデル出身の女優よ。おでこもほっぺも丸くってツヤツヤしてるあの美しい人、、、、って言っても、この映画みて誰がそれに気がつくだろう。13キロ増量したたぷたぷの体、目を背けたくなっちゃうような神経症的な表情、そわそわして落ち着かない振る舞い、、、「こんなのS・セロンじゃない!」と彼女のファンは叫んだはずだ。
これでアカデミー主演女優賞とらなかったら誰がとるのよ、ほんと。

ところでこの映画は実在のシリアル・キラー、アイリーン・ウォーノスという女性を描いたもの。2002年に死刑が行われるまで、数少ない女性のシリアルキラー死刑囚として相当マスコミの脚光を浴びたらしい。「シリアル・キラー アイリーン」っていう彼女のドキュメンタリーも「モンスター」公開後、全米公開されている。
ちなみに、彼女の死刑執行にサインしたのは、ブッシュの弟で、フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ。

「シリアル・キラー アイリーン」
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by yyymotot | 2004-11-06 18:58 | Movie

『ラリー・フリント The People vs.Larry Flint』1996

ポルノの帝王、『ハスラー』創業者、先のカリフォルニア選挙でギャンブルと売春の合法化を公約に立候補したラリー・フリントの戦う半生。
フリント役には『ナチュラルボーン・キラーズ』のウディ・ハレルソン。薬中の果てエイズを患う妻役にはコートニー・ラブ。監督は『カッコーの巣の上で』『アマデウス』のミロス・フォアマン。製作はオリバーストーン。
(オリバー・ストーンは、1994年には『ナチュラルボーン・キラーズ』にラリー・フリントを起用した際、彼の父親が殺人で終身刑を食らっているからだって言うような事をいってたようだが、1996年『ラリーフリント』ではポルノの帝王役に抜擢。タフな出自は関係ないと思うけど、確かにハレルソンはいつも迫力あるね。)

この映画はちょっとウダウダ思考に犯されつつあった私を相当元気にしてくれた。
そだ、エネルギー充填!

それはそれとして。
これを見るまでハスラーもラリー・フリントも全く無縁だったけど、この映画で興味がわいて検索してみた。で、一番面白かったのは、ラリー・フリントの娘のトーニャが、すっかりポルノグラフィアレルギーで、それどころか、『Hustled: My Journey from Fear to Faith』っていうパパに虐待されてたって告発本を書いていたってこと。(この映画をみて、パパがヒーロ?とんでもない!黙ってるわけにはいかない、と思って書いたらしい。)

映画でも描かれているけど、ラリー・フリントは、超有名伝道師を誌上でおちょくって(野外トイレで母親とファックしたって告白パロディ公広告を載せた)起訴されて最高裁で言論の自由を争って結局は無罪を勝ち取るんだけど、とすれば、娘の告発を封じる訳にもいかないし、だからといって、娘に対して肉体的精神的虐待を行った、、、なんて言われっぱなしにしておくこともできないわけで(フリント自身はきっぱり否定している)、言論の自由を保障するのも善し悪しだなと考えた、、、、、、かどうかはしらない。


トーニャ・フリント
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by yyymotot | 2004-10-03 05:28 | Movie

『ぼくは怖くない』

監督ガブリエレ・サルバトレス
同名イタリア小説の映画化。
出演 圧倒的な南伊の黄金の麦畑、太陽、そして子供達と、ビール腹だったり、安っぽかったりする大人達。

ミケーレは偶然、廃屋の側に「穴」があるのを見つける。穴のなかには同じぐらいの毛布を頭からすっぽりかぶった少年がいた。鎖につながれて。やがて、両親も関わってた大人達の悪巧みを知ったミケーレは、、、、。

いや〜〜こんな麦畑一度見てみたいよ。
イタリアといえば、「北部が南部を食わせてやってるんだ」が北部エリートたちの口癖だって噂、耳したことある。「オレ達は必死でイタリア経済に貢献してるのに、南部のゆたかな環境で、そこそこ楽しそうに暮らしてるやつらの面倒まで、なんでみなくちゃなんないんだよ!」ってな感覚なのかと思ってたけど、確かに、この映画の南部地方の麦畑はほんと黄金に輝く天国のよう(天国行った事ないけど)。
でもね、天国に見えても黄金にみえても麦畑は所詮「麦」なんだよ、、、三食昼寝付きにみえても主婦ってと〜〜〜ても大変なようにね、わかるか、ミラノのサラリーマン達よ!そして夫よ!
で、この映画は、黄金色の麦畑で元気に遊んでいた男の子が、麦の穂で隠されていた暗い秘密を知って無邪気だけの時代をそっと終える、、、っていうよな話。(そっとでもないか。バ〜〜ン!と終わるんだよねこの場合。)

ミケーレ役の男の子、少年期の終わりっていう短い時期を演じるにぴったり。たとえば細い体にちょっと筋肉がついてきた感じとか、今までとは違うように世界が見えてきたとき思わず凝視するその眼差しとか。いや、可愛い♪

ところでサルバトレスは、『ニルバーナ』っていう近未来ものも撮っていて、超面白そうなんだけどまだ見てない。主演は一時期熱中したクリストファー・ランバートだって!!TUTAYAいれてくないかな〜。

、、、、、、、、、もしかしたら、私は映画好きなんじゃなくて、男優ミーハーってことなのか?水着のおねえちゃんのグラビアをありがたがっているオヤジとおんなじじゃん、ま、いいけどね(w。
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by yyymotot | 2004-09-04 17:08 | Movie

『River's Edge』(1986)

監督ティム・ハンター 
出演キアヌ・リーブス デニス・ホッパー クリスピン・クローバー

岡崎京子の『リバーズエッジ』って、結局これが元ネタだったのね。
でもって、ティム・ハンターってビバリーヒルズ青春白書の監督でもあったのね。
さらに言えば若いキアヌ・リーブスって、あの瞬間こんな顔するのね。(グフフwやっぱ、私はヨン様よりキアヌ様だな。
あと、ダッチワイフを愛するデニス・ホッパーやら本気でイカれてそうなクリスピン・クローバーやら。

ハイスクールの男子学生が仲間のガールフレンドを殺して川際に全裸で放置。その後、友人たちを連れて行く。彼らは親しい友のbodyを見せられても通報しようとさえしなかった、、、っていう80年代に実際にあった殺人事件が下敷になっている。
青少年の殺人事件が起きるとどの国の大人達も大騒ぎするが、この事件の場合、殺人事件そのものより、子供達が死体をみてもなんのアクションをおこさなかったこと(誰一人すぐに通報しようとしなかった)が問題になったようだ。
子供達の死に対する無感覚さ冷淡さに大人達はすごく狼狽えるけど、どんな概念でも体験しないうちはリアルじゃない。子供はまだ死をタブー視するほど経験を積んでないし社会化されてもいないってことで、そんなにびっくりするような事ではないような気もするけどね。


River's Edge


実際の加害者の動機は、精神障害やら、コミュニティの環境やら(ほとんどが白人、加害者は黒人)、母の死やらいろんな事が指摘されたようだけど、映画の中では「殺している時にものすごく生きてるって実感したんだ。」と加害者役のダニエル・ルーベックに叫ばせている。でも現実でもそうだったように、この映画が描くのは殺人事件そのものじゃない。焦点は事件周辺にたむろしていたティーンエイジャーの世界そのものにあてられている。
とりあえず、彼らの世界観や彼らが生きていた空間の手触りは感じられた。
それから、映画の中に登場する饒舌な社会学っぽい先生と比べて、子供達はあまりにも何も語らない。15,6ってそんなもんだっけ?夜中だっていつだって動き回っていて、なんか夜行性の動物みたい。で、唯一イカレた演説をしょっちゅうかましいるクリスピン・クローバーはそう言った子のリーダー役になってるわけで。
やっぱり、大人になるって言うのは言葉を習得していくプロセスでもあるんだなと、見当はずれに感心してしまったのでした。
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by yyymotot | 2004-09-04 04:56 | Movie

10億分の1の男

色んな事に区切りが付いて、さ、アソボと思ったら、お茶をキーボードの上にたんまりこぼしてクリック生活。それにしても、なんだか基本的にツキがない気がする今日この頃。もし、色んな事気にするタイプだったら、そうとう厳しい日々なのかもしれないな。なんて思いながら、キーボード買って来ました!パコパコ打つのは気持がいいね。キーボードがダメになったら新しいのを買える!新品のキーボードは気持ち良いよン♪

ところで、ツキといえば「10億分の1の男」。スペイン映画ってTUTAYAにあればなるべく見るようにしているのだけど、この映画はケースの裏にあるストーリだけ読むと「ツキを競う」っていうジャストアイディアでできちゃった映画ですぅっていう感じで、なんか全体が見える気がしてちょっと借りる気がしなかったのよね。で、結局、ダンナが借りて来てようやく見る事になった次第。

結果。うひょひょ。面白かった。
で、とりあえず、ネットで見た人の評判を探ってみたりもした。
面白くない、、、っていう感想が結構あって、ムカ!!
だいたいやねー、映画における面白くないとか面白いっていう基準はなんだ!と。
自分の心情に近いバイブレーションをもった簡単にわかって簡単に面白がらせてくれる映画がそんなに好きか!と。
翻ってみれば、ちみたちは面白くないと簡単にいってしまう自分がそんなに好きなのか!と。

たとえば、記号。
全ての映像はつくりもの。なので、そこにはあらゆる意味を盛り込む監督がいる。今回の場合も、サークルとスクエア、自然と人工、遮断と接触、、、、そういう対立的なモチーフがあらゆる場面で対比的にあらわれる。巧いのは、それが何の予兆にもなっていないことだ。ツキがどっちにころぶのか、最後まで観客にはツキの法則を予測できない。
たとえば、時間。
全ての映像はつくりもの。なので、そこにはあらゆる時間が登場する。今回は、割合フツー。でも、時間を操作する監督としてはタルコフスキーが超一流。彼の映画を見ていると時間の概念が狂う。この映画では広大な自然を俯瞰するカメラワークが人の持ち時間の小ささを印象づけたりもしてるけど。
たとえば、エキゾチズム。
全ての映像はつくりもの。
この監督以下その映画を作っている人達が共通する了解といかに遠い世界、日本って!?だいたい、スペイン映画はしょっちゅう闘牛が出てくるんだけど、日本で言えば、どういう人達?
ガチンコで死と隣り合わせのヒーローが輝いている社会ってどうよ。盛り上がりをみせてる格闘技界だって相手は人間だよ。牛となぜ対決しなければならないのかよくわからない。そういうわからない事をずっとみつづけてたら、ツキなんてことも、そうとう考えちゃうよね、そして、スペイン内戦。
たとえば、赤。
全ての映像はつくりもの。なので、この映画では、死を賭ける部屋への誘導は赤いカーペットによって行われる。なんだよ、やっぱり、闘牛なのか?なんてことをおもわせられつつ、スタイリッシュで、かっこいいい。


面白くない、っていうのは簡単だけど、ただ、面白くない、って切り捨てたとたん、そのコメントが面白くなくて、だめじゃん、になっちゃう。

どんなことにも、とりあえず面白い事を探すっていうのが多分現代求められている礼儀作法かもね。面白がれるリソースを紹介しなくちゃね。そうでなければ、面白くなかったその根拠。
ただ、面白かった、面白くなかった、だけじゃだれも納得しないよね。
っていうか、私もなんで面白かったかをいってないよね、、、、、。
きゃ_____!!


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by yyymotot | 2004-07-04 23:43 | Movie

FAHRENHEIT9/11.

う〜〜〜(泣)
マイケル・ムーアの映画「FAHRENTHEIT9/11」が6/25日に公開されてからアメリカはえらい事になっているらしい。
メルギブソンの裏切り(?)や(出資を途中で引き上げた!)、ディズニーからの横やりなど、一時は選挙前の上映は不可能なんじゃないかという噂も囁かれて、ほんと、様々な障害をくぐり抜けての全米公開だった。
「『おい、ブッシュ、世界を返せ』に既にかかれていたことばかり」、「ドキュメンタリにしては客観性に欠ける」、、なんていう前評判もあって、実際のムーアのアメリカでのポジションがわからない私は、アメリカンがどんな反応を見せるのかそうとう興味津々だった。
そしたらね、いざ蓋をあけてみると、、、、なんと、興行成績第一位!
うわぉ!!

でもって、それを見たアメリカンの感想がここに↓
マイケル・ムーアオフィシャルサイト内アメリカンの反応記事

マイケル・ムーア日本語サイト

なんだか読んでいて、ゾクゾクしちゃったよ。
そういえば、村上春樹の「海辺のカフカ」のサイトでも同じような経験をした。
刊行後、読者からの感想を公募したコーナーが設けられて、色んな人がそれぞれどんな風に「カフカ」を読んだかって語ってた。それぞれまるで違うヒストリーを持つ人が、同じ本を読んで(感じた事は違っても)それぞれ、その作品との出会えたことを心から喜んでいる。なんか素敵だった。(後々、この感想文は一冊の本にまとめられたんじゃなかったかな?)

こういうことに出くわすとなんで、私は、こんなにワクワクしてしまうんだろう。
自分とおなじようなテーストが好きなひとがこんなに一杯いるって確かめられて嬉しい?
どんな風に好きかっていうことが、それぞれだっていうことがわかって嬉しい?
ちがうな。
私たちを感動や感謝の良き感情で結び付けてくれるそういう人達がいる、ってこと、それをみんなで発見していること、そういう事に心踊っちゃうのよ。
簡単に言えば、カリスマの発見、カリスマ性の相互補強、そのプロセスが目の前で展開されている事自体がワクワクの最大の理由なんだと思う。

こういう事を書くと、オウムの麻原に対する盲信やら、それが引き起こした世紀の悲劇的なテロ事件を想像して、やな気持ちになる人がいるかもしれない。麻原のカリスマ性ってすごかったそうだから。
でも、あんなことが一回あったからって、あらゆるモデルを否定する気持ちになってしまうのもおかしな話しじゃないかと思う。人間ってそんなに強くないし、個性的であるはずもない。自分だけの価値観で自分をがんじがらめにしてしまうより、色んな人に憧れ(させられ)たり、影響を受け(させられ)たりしている状況の方がまだましなんじゃないかな。そのほうがよりコミュニカティブだし。

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by yyymotot | 2004-07-01 00:18 | Movie