「光とともに」そして祈りとともに。

ちょっと前にアスペルガーと診断された子供がいる。一見普通なんで、なかなか理解されないけれど、彼らにとって<普通>の生活をこなしていくのはなんだかお坊さんの修行みたいなもんじゃないかな、と思う事がある。
修行僧はお釈迦様の教えてくれている境地にいたるためにいろんな修行をする。そうすれば、悟りの境地にはいって苦しむ事も哀しむこともなくなる。一方アスペルガーの人たちにとっての憧れの境地は普通の人達のようにふるまうコミュニケーションの秘儀を授かる事だ。
高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解と援助  内山登紀夫




で「光とともに」。
「光とともに」日本テレビ

この番組がある日には必ず母から電話がかかってくる。
彼女なりに色んな事を感じたり考えたりしてしまうらしい。
番組終了後すぐに電話がかかってくる事はないから、多分、一週間あれこれ考えながら放映日になると、
(あ、今日は「光とともに」の日だ。今日もまた、どうか、うまくいきますように、光くんが成長していきますように、そしてうちの娘のところは、、)
なんて流れで受話器に手がのびちゃうのだろうと推察している。
光くんや母親が周囲と巧くいっている状況を孫や娘の状況としてトレースしたがっているのかもしれない。
おばあちゃん役が美しい高橋恵子なこともあって、昔からの美貌自慢の母はすっかり高橋恵子扮するおばあちゃんになったつもりで、自らの理解を進めて行っているのかもしれない。(笑)

今日もまた電話があった。
あれこれしゃべった後で、「毎晩、お祈りしているから。」と一言。
亡くなった父の手術の前その後、兄が受験するとき、会社が巧くいかないとき、孫が大病にかかったとき、そういえば、彼女はいつもひとりで祈っていた。

修行する子供と祈る祖母。
でもって母はといえば、なんだかありがたくてつい泣いてしまった。


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by yyymotot | 2004-06-09 22:16 | Diary
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