犬の気持ちは解らない

犬を飼い始めて半年になる。

子供時代、実家では複数の犬を飼っていたけど自分で世話した事なかった。
何十年か前の田舎で犬を飼うのと、今、東京/核家族で犬を飼うのは全然違うという事もわかってた。
子育てと一緒、結局全部私の負担になる。相当覚悟が必要だった。
すったもんだした挙げ句、夫と息子と私、一家総出で浜松のブリーダーさんちに二ヶ月になったばかりの小犬を迎えにいった。
皆でかわいい〜と歓声を挙げて、体長20センチぐらいの黒いモコモコが家族の一員になった。赤ちゃんの可愛さに圧倒されて2週間が過ぎた。

黒いモコモコは3週間目にいきなり嘔吐して、ぐったり元気なくなって、それから一ヶ月余、近所の動物病院に通う日々。
致死的病を患っている可能性を宣告されて毎日泣いた。
ちょっと調子がよくなると時無邪気にじゃれついてくる黒いモコモコが不憫で泣いた。
もしかしたらこのままなおるかもと期待したとたん、吐いて苦しそうにする黒いモコモコをみて絶望して泣いた。
そうして一ヶ月が過ぎたころ、色んな検査の結果が出始める。
モコモコが致死的病を患っている可能性はほぼない、という結論がでた。器質的疾患もない。バンザ〜〜イ!

それからめっきり嘔吐の回数が減った。
黒いゲホゲホなモコモコは病気の間も少しずつ大きくなって、モコモコしないでスタスタ歩く黒いワンワンになっていた。
それからも時々、ゲロゲロ、ハ〜ハ〜して、皆をあわてさせたけど、家にきてから4ヶ月、ようやく生活リズムも掴めてきて無理させないでダラダラ、ガフガフ過ごしている。

で、犬を飼ってみて改めて解ったのは、私には犬の気持ちはよく解らない、ってこと。
うちに来たのだからできる限り幸せな人生を歩んでほしいと思いすぎて、ワンワンがつまらなそうにしていると申し訳なくなってたりして、かまいすぎた。
体調を崩したのは、結局、環境の変化が負担だったんだろう。
産まれて間もない子犬がいきなり3人の人間相手しなくちゃならなかったのだ。
ハイテンションなぼっちゃん、やたら様子をうかがうママ、遅く帰ってきては写真を撮りたがるパパ。
今考えると、ほんと、犬を知らなすぎた。申し訳ない。

うまくしつける事もなかなか難しい。人間の都合に合わせて決まった場所でおしっこするなんて犬にしたらなんのこっちゃだろう。

ワンワンをコントロールできた暁に訪れるはずのシアワセを夢見る事はやめなくちゃ、だ。
一緒にすむための最低限のルールはおいおい覚えていってもらわなくちゃならないだろうけど、それだって、そんなに焦る事はない。ワンワンのおしっこぐらい拭けばいいじゃん。
ダラダラ、ガフガフ、今は、とりあえずこんな具合で、、、とてもシアワセ。
[PR]
by yyymotot | 2005-12-03 22:01 | Diary
<< 『隣人13号』 コミュニケーションの共同体的スキル >>